2018年8月20日月曜日

犬島へ行ってきました。

 
犬島精錬所美術館へ行っていきました。
今回で2回目です。

最初は娘達と行きましたが、今回は夫と。夫と同じ大学出身の建築家三分一博志さんが同窓会で講演してくれたのをきっかけに一度は行ってみなければ・・・ということでお盆休みを利用して行ってきました。

 
 
前回は、高松港から直島豊島経由で行きましたので、2~3時間かかったのですが、今回は岡山の宝伝港から船に乗り10分程度で付き船旅は随分楽でした。

直島、豊島経由も瀬戸内の海の美しさと相反する問題を抱える産廃埋め立て跡地や三菱マテリアルの工場の迫力を目の当たりにできるのでお勧めしますが、時間重視の場合は岡山からも勧めです。




 
 
目的の精錬所美術館は建築メインの視線で専門家?(夫)のうんちくと目線で見学できたので面白かったです。
 
工場跡の煙突や地中に埋まった鉄やカラミレンガを利用して、地熱や風や太陽の熱を利用した環境システム。日本は建築(箱)あってからのアートが多いと思うのですが、最初からアートと建築が絡み合うというかそもそもアーティスト主導の建築というか・・・

その辺がさすがベネッセ様(スポンサー)。という感じでやはり何度見ても良いものは良いと感動しました。 
 
このカラミレンガ(胴を精製するときにできるカスを利用して熱いうちにレンガにしたものらしいです)の壁はトイレの中。

トイレは全て壁に向かって設置されています。この壁画のようなアートは精錬所美術館の環境システムのしくみを表したもの。
 
 
(ベネッセアートサイド直島WEBサイトより引用)
 
 
 
イカロス・セルといかいう風を巻き起こす幻想的なトンネルを抜けると、三島由紀夫の幼少期から大人になるまで住んでいた家の建具や階段が吊ってあるこの大きな石がある部屋に到着する。

この大きな石は犬島で採取できる玄武岩だそうで写真では分かりにくいかもしれませんがむちゃくちゃでかい石です。

建物を建てる前にここに石をおいてから施工したそうです。
自然、廃墟、アート、建築。

自然の力で巻き起こった夏の冷たい風、冬の暖かい風が、三島由紀夫の家の建具が揺らし犬島の玄武岩に貯められた水面の光をゆらす。
壮大すぎて時間も忘れ鑑賞させて頂きました。(ベネッセアートサイド直島WEBサイトより引用)
 
前回見たときは、ただただ自然の美しさと、犬島の人の温かさとアートの素晴らしさに単純に感動して帰ったわけなのですが、今回は、犬島精錬所美術館のテーマの奥深さと言いましょうか  柳幸典(やなぎゆきのり)氏のアートが訴える近代化への警鐘といいましょうか。それが、重く訴えてきまして、
なぜ三島由紀夫なのか(>_<)。。。
 
最近はYouTubeという便利なアプリがありますので
上の写真の金色の文字の意味(三島事件で自決前に演説した言葉)を知り、明治、大正、昭和から近代化への歴史や人々の考え方を調べ。「葉隠」という武士の指南書の存在を知り。
 
自分が生まれたたった20年前には戦争があったこと。この精錬所が存在した時代からはほんの
90~100年しか経っていないこと。そう思うと時代や人の考え方、生活、文化、文明。
あまりの変化に、ただ流されずに生きていくのではなくてしっかりとした考えを持って生きていかなければと思いました。
 
ほんとうに・・・。
 
こんなに深く考え込む小旅行にはなる予定ではなかったのですが(>_<)
 
がんばります。
 
 
犬島「家プロジェクト」は瀬戸内国際芸術祭で つくられたアート。
 
犬島はとても小さい島なので、2~3時間あれば歩いて回れます。
 
建築で言うと妹島和世さんとか、西沢立衛さんとかいわゆる「SANAA」(今度、新香川県立体育館が決まったようで楽しみですね)名を馳せてらっしゃる有名建築家が係わったり、手がけたりしている作品にふれあえる。


 
次の瀬戸芸の準備の進んでるようで・・・


 
また来たいと思う、私の大好きな犬島の一日でした。

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